天文ショップグラビティでは、このたび OCAL電子コリメーター および OCAL H-2 アストログラフ の取扱いを開始いたします。両製品は 5月20日より正式販売開始 となりますが、正式発売に先立ち、事前予約販売を行います。さらに、5月14日までにご注文いただいた場合は、5%割引 にてご案内いたします。
OCALについて
OCALは、中国安徽省合肥市に拠点を置く光学関連メーカーで、特殊光学システム、高精度球面・非球面レンズ、光学システムの設計・加工・組立などを手がけており、近年は天文分野向けに製品を展開しています。特にOCAL電子コリメーターは、従来は目視と経験に頼る部分が大きかった反射望遠鏡の光軸調整を、PCやスマートフォンの画面上で確認できるようにした製品として知られています。
OCAL 電子コリメーター

OCAL電子コリメーターは、望遠鏡の接眼部に取り付けて使用する電子式の光軸調整ツールです。内蔵カメラで望遠鏡内部の反射像を取得し、専用ソフトウェア上に表示される同心円ガイドや基準線を使って、主鏡センターマーク、斜鏡の位置、接眼部中心の関係を確認します。ニュートン反射、RC、カセグレン系など、光軸調整が撮影結果に大きく影響する反射光学系に適した製品です。

従来のチェシャアイピースやレーザーコリメーターでは、観察者の目の位置やツール自体の取付精度によって判断が変わることがあります。OCAL電子コリメーターでは、画面上で中心位置や円の重なりを確認しながら調整できるため、光軸の状態をより客観的に把握しやすくなります。大型鏡筒のように接眼部を覗きながら主鏡セルを操作しにくい場合や、一人で鏡筒後部と接眼部を行き来しながら調整する場合にも、作業の見通しが良くなります。

また、調整状態をスクリーンショットとして保存できる点も実用的です。遠征前後の光軸変化を比較したり、調整途中の状態を記録したり、販売店やメーカーへ相談する際に現在の状態を共有したりできます。特にF値の明るいニュートン反射では、わずかなズレが星像に出やすいため、定期的な確認用ツールとしても有用です。OCAL電子コリメーターは、単に「光軸を合わせるための道具」というだけでなく、光軸状態を見える化し、再現性のある調整作業を行うためのサポートツールといえます。
OCAL H-2 アストログラフ

OCAL H-2は、暗い天体の撮影向けに設計された明るいニュートン式アストログラフです。口径206mm、焦点距離約560mm、F2.72という明るい光学系を備え、広い画角と高い集光効率を両立しています。短時間でより多くの信号を得やすいため、星雲、淡い分子雲、広がりのある散光星雲などを効率よく撮影したい方に向いた鏡筒です。焦点距離は約560mmのため、APS-Cからフルサイズクラスのカメラと組み合わせることで、広い天体を収めつつ、一般的な広角鏡筒よりも対象をしっかり写すことができます。
H-2は主鏡・斜鏡には熔融石英ガラスを採用し、温度変化による光学面の安定性にも配慮されています。また、カーボンファイバー鏡筒、CNC鏡筒バンド、2.5インチデュアルスピードフォーカサー、チルト調整機構、回転機構などを組み合わせることで、明るいニュートンに求められる光軸保持、接続剛性、撮影システム全体の安定性を高めています。光学性能と機械剛性の両面から、短時間露光による高効率な深宇宙撮影を支える設計となっています。
実写サンプル(カメラ ASI6200MM)
スポットダイアグラムと星像確認画像:

周辺減光:

海外での評価
海外の天文フォーラムでは、OCAL電子コリメーターについて「光軸調整を画面上で確認できるため分かりやすい」「調整状態を再現しやすい」といった評価が見られます。特にニュートン反射のように光軸調整の頻度が高い鏡筒では、目視だけに頼らず確認できる点が利点として挙げられています。一方で、SCTやEdgeHDなど一部の光学系では、最終的な確認として星像テストを併用する意見もあります。
OCAL H-2についても、欧米ユーザーからはF2.7クラスの明るさによる撮影効率の高さや、フルサイズでの星像、出荷時のチルト状態に関する好意的な初期レビューが見られます。明るい光学系であるためバックフォーカスやチルト調整には一定の注意が必要ですが、短時間露光で信号を稼ぎやすい撮影鏡筒として注目されています。
- フォーラム(Cloudy Nights):OCAL H2 F2.7 Newt first impressions
販売について
OCAL 電子コリメーターおよび OCAL H-2 アストログラフは、5月20日正式発売予定です。正式発売に先立ち、現在予約販売を受け付けております。
5月14日までにご注文いただいたお客様には、「5%割引」を適用いたします。
ぜひこの機会にご検討ください。