TRITON GOTO 日本語版サイト

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Windows・iOS・Androidに対応するONSTEP/ONSTEP X制御アプリの日本語版サイトです。アプリの概要、各機能の操作ガイド、ダウンロード方法を確認できます。

ONSTEP/ONSTEP Xはオープンな制御システムであるため、Webインターフェースやハンドコントローラー、各種PCソフトなど、さまざまな方法でマウントを操作できます。一方で、Windows・iOS・Androidといった複数のプラットフォームに対応しながら、天体検索からGOTO、アライメント、追尾、各種設定までを一つの分かりやすいインターフェースで扱える制御ソフトは、現在のところ選択肢が限られています。

特に、観測用PCではWindowsを使い、設営時や眼視観測ではスマートフォンやタブレットを使う場合、端末が変わるたびに異なる操作方法やソフトウェアを使い分ける必要があることは、ONSTEPを日常的に運用するうえで一つの課題でした。

TRITON GOTOは、このような課題に対して開発されたONSTEP/ONSTEP X用の制御アプリです。 Windows、iOS、Androidに対応し、天体の検索とGOTO、マウントの状態確認、手動操作、追尾、アライメント、時刻・観測地の設定、ホーム/パーク操作など、観測時によく使用する機能を共通したアプリの中から操作できます。

アプリの日本語UI、Webサイト、操作ガイドなどの日本語化は、弊店(天文ショップグラビティ)が一式担当しています。単純に画面表示を日本語へ置き換えるのではなく、日本国内で一般的に使われる天文機材の用語との整合性を確認しながら、各設定が何を意味するのか判断しやすい表現になるよう翻訳・編集しています。

以下では、TRITON GOTOで利用できる主な機能と、日本語版の操作ガイド、当店取扱製品との関係について紹介します。

Windows・iOS・Androidに対応

TRITON GOTOは、Windows、iOS、Androidに対応しています。観測用PCを赤道儀の近くに設置する場合はWindows版、設営中や眼視観測などで手元から操作したい場合はiPhone・iPadまたはAndroid版を利用できます。

基本的な考え方は各プラットフォームで共通しており、ONSTEPへ接続したあと、現在の機器状態を確認し、必要に応じて時刻・位置の設定やアライメントを行い、星図や手動操作画面から赤道儀を制御します。

モバイル版の機器画面では、ONSTEP内部に記録されている経度・緯度、日付・時刻、パーク状態、追尾状態などを確認できます。さらに、現在の望遠鏡の赤経・赤緯、方位・高度、追尾速度、エラー状態なども表示されるため、接続後に「赤道儀が現在どのような状態として認識されているか」を一つの画面から確認できます。

TRITON GOTOモバイル版の接続・機器情報画面

モバイル版の機器画面。接続状態、観測地、時刻、赤経・赤緯など、ONSTEPが現在保持している情報を確認できます。

接続方法や利用できる機能は、使用する端末とONSTEPコントローラーの構成によって異なります。特に通信方式については、Wi-Fi、USB、Bluetoothなど、ハードウェア側が対応している方法を確認したうえで利用します。

幅広いONSTEP/ONSTEP Xマウントに対応

TRITON GOTOは特定メーカーの赤道儀専用アプリではなく、ONSTEPおよびONSTEP Xを採用する機器を対象としています。そのため、当店取扱製品だけでなく、すでに所有しているONSTEP系赤道儀や、自作・改造したONSTEP機器でも、接続条件が合えば利用できます。

ONSTEPとONSTEP Xでは、ファームウェアの世代によって利用できるコマンドや設定項目が異なります。TRITON GOTOも接続した機器の情報をもとに機能を扱うため、同じアプリを使用していても、表示される項目や変更できる設定が機器ごとに完全に同一とは限りません。

また、コントローラーに搭載されている通信モジュール、モータードライバー、RTC、GPS、ホームセンサーなどの構成によっても利用条件が変わります。詳細設定を変更する場合は、アプリ側の対応だけでなく、使用しているONSTEP/ONSTEP Xのファームウェアとハードウェア構成を確認することが重要です。

日本語ガイドでは、こうした機能差も含め、項目ごとに前提条件を確認できるようにしています。

内蔵星図から天体を検索してGOTO

TRITON GOTOには星図が内蔵されており、星図上から天体を選択したり、名称やカタログ番号で検索したりして、そのままGOTOを実行できます。

一般的なGOTOでは、赤道儀を操作するソフトウェアとは別にプラネタリウムソフトを使用する方法もあります。TRITON GOTOでは星図とONSTEPの基本操作が同じアプリ内にあるため、現在の指向を確認しながら対象を探し、対象を確認したあとにGOTOを指示する、という流れで操作できます。

TRITON GOTOモバイル版の星図画面

内蔵星図では、表示方向や視野を変えながら対象を探し、現在の指向とあわせて確認できます。

モバイル版には「現在観測できる天体」を探すための機能も用意されています。現在時刻と観測地をもとに太陽系天体の昇降時刻などを確認できるほか、明るい恒星、Messier、NGC、IC、Caldwellなどの星表から対象を探すことができます。

星表はカタログ順だけでなく、星等や現在の高度を基準に確認することもできます。「今夜何を見るかまだ決めていない」という場合には、現在高度の高い対象や比較的明るい対象から候補を探す用途にも使えます。

なお、星表や検索結果から対象を選択しただけでは赤道儀は動きません。星図上で対象と現在位置を確認し、GOTOを実行した時点でマウントが動作します。

GOTOの精度はアプリだけで決まるものではありません。ONSTEPに設定されている時刻・観測地、正しいホーム位置、極軸の状態、アライメント精度なども実際の導入精度に影響します。

接続後の準備から観測終了まで

TRITON GOTOにはGOTO以外にも、ONSTEPを使った観測で必要になる複数の機能があります。

機器状態、時刻・観測地の確認

GOTOや追尾では、ONSTEP内部に保存されている時刻と観測地が座標計算に使われます。TRITON GOTOでは、接続後に現在の日時、経度・緯度などを確認し、必要に応じて端末側の情報と合わせることができます。

望遠鏡の現在位置についても、赤経・赤緯だけでなく方位・高度を確認できるため、ONSTEPが認識している指向と実際の機器状態を確認する際に利用できます。

手動移動と追尾

方向キーを使った手動移動、移動速度の変更、追尾の開始・停止など、基本的なマウント操作をアプリから実行できます。

追尾速度は恒星、月、太陽など観測対象に応じて設定します。手動移動時の速度、低速補正に使うガイド速度、GOTO時の最高速度はそれぞれ用途が異なるため、アプリ上でも別の設定として扱われます。

3スターアライメント

3スターアライメントでは、既知の3つの恒星を順番に使用してONSTEPの指向モデルを作成します。

星図から校正星を選択し、各星へGOTOしたあと、実際の望遠鏡の向きと星の位置を合わせて登録します。これにより、機械的な設置誤差などを含めた指向補正をONSTEP側で行い、その後のGOTO精度を改善します。

アライメントを行う前には、正しいホーム位置、時刻、観測地などが設定されている必要があります。

極軸合わせ

赤道儀では、極軸のずれが追尾や長時間露光に影響します。TRITON GOTOには、アライメント結果を利用して極軸方向のずれを確認するスマート極軸合わせと、極軸望遠鏡内で北極星がどの位置に見えるかを確認する表示シミュレーションが用意されています。

スマート極軸合わせでは、アプリの方向キーで赤経・赤緯軸を動かして補正するのではなく、赤道儀架台側の高度・方位調整機構を使って極軸を修正します。

限位と中天付近の動作

ONSTEPには、地平線側の最低高度、高度角の上限、中天東西の範囲など、機器の動作を制限する設定があります。

これらはGOTOや追尾時に機器が意図しない範囲まで移動するリスクを減らすための設定ですが、ソフトウェア限位だけですべての機械的衝突を防げるわけではありません。鏡筒、カメラ、配重、三脚やピラー、ケーブルの取り回しを含め、実機側で安全な範囲を確認したうえで設定する必要があります。

ホームとパーク

ホーム位置は、ONSTEPが軸位置や天体座標を計算するための基準です。一方、パーク位置は観測終了後の収納位置などとして設定する位置であり、両者は用途が異なります。

TRITON GOTOからは、対応する機器でホーム位置への復帰、パーク、アンパークなどを操作できます。

Windows版には、これらの観測用機能に加えてONSTEPファームウェアの更新ツールも含まれています。また、対応する構成では、モーターや伝達系に関する詳細パラメーターを確認・設定するための高度な設定機能も用意されています。

詳細設定には、1度あたりのパルス数、モータードライバーのマイクロステップ、電流、回転方向など、機器の動作そのものに関係する項目が含まれます。これらは通常の観測ごとに変更する項目ではなく、主にONSTEP機器の製作・調整時に使用する機能です。

赤道儀モード・経緯台モードの切り替えにも対応

対応する機器とファームウェアでは、TRITON GOTOからマウントタイプを設定し、赤道儀モードと経緯台モードを切り替えることができます。

この機能は、ONSTEP X 10.x系など、マウントタイプの変更に対応したファームウェアと機器構成が前提になります。

また、ソフトウェア上のモードを切り替えることで、赤道儀専用の機械構造そのものが経緯台になるわけではありません。赤道儀/経緯台の両方の運用を想定した機械構造であることや、それぞれの姿勢で安全に動作できることを確認したうえで使用する必要があります。

経緯台モードでは極軸合わせは不要ですが、GOTOには正確な時刻・観測地・ホーム位置・星を使ったアライメントが重要になります。赤道儀モードとは必要になる調整項目が一部異なる点にも注意が必要です。

日本語版の操作ガイド

日本語化にあたっては、アプリのUIだけでなく、Webサイトと操作ガイドについても当店で翻訳・編集を行っています。

ガイドでは、単に各ボタンの説明を並べるのではなく、実際の観測手順に沿って必要な項目を確認できます。

たとえばモバイル版では、

  • アプリのインストールとONSTEPへの接続
  • 機器情報、時刻、観測地の確認
  • 限位、GOTO速度、中天翻転などの設定
  • ホーム位置とパーク位置の扱い
  • 3スターアライメント
  • スマート極軸合わせ、極軸望遠鏡シミュレーション
  • 星図からの天体検索とGOTO
  • 現在観測可能な天体と星表
  • 手動操作、追尾速度の設定
  • 各種設定とトラブルシューティング

といった内容を順番に確認できます。

初めてONSTEPを使用する場合はクイックスタートから読み進め、すでにONSTEPの基本操作を理解している場合は、必要な機能のページだけを直接参照できます。

ONSTEPではファームウェアやハードウェア構成によって挙動が異なる場合があるため、画面上の項目名だけでは判断しにくい設定については、ガイド中の前提条件や注意事項もあわせて確認してください。

TRITON GOTO 日本語版サイト

モバイルアプリガイド

Windows版ガイド

ダウンロード案内

ClearSky赤道儀との互換性

当店で取り扱うClearSky STシリーズの赤道儀はONSTEP X制御に対応しており、TRITON GOTOとの互換性を確認しています。

TRITON GOTOから接続することで、機器状態の確認、星図からのGOTO、手動移動、追尾、アライメントなど、ONSTEP Xが提供する対応機能を利用できます。

ただし、実際に利用できる通信方式や設定項目は、赤道儀のモデル、搭載されているコントローラー、ファームウェアのバージョンによって異なります。特定の機能を前提として使用する場合は、購入前に各製品の仕様をご確認ください。

コントローラーとハンドコントローラーの取扱予定

TRITON GOTO公式サイトに掲載されている「OnStep PRO+ コントローラー」については、現在、当店での取扱開始に向けて準備を進めています。

公式仕様ではRA/DECの2軸モーター制御に加え、USB、ST4、SHCハンドコントローラーなどを接続するためのインターフェースを備えたONSTEPコントローラーとして案内されています。当店で取り扱う際の仕様、価格、取扱開始時期については、確定後に改めて案内します。

OnStep SHC GOTOハンドコントローラーは、スマートフォンやPCを使用せず、方向キーやメニューからONSTEPを操作するための専用ハンドコントローラーです。

当店で取り扱うClearSky赤道儀にはハンドコントローラーが付属しています。今後は、ハンドコントローラー単体での販売についても準備を進めます。

OnStep SHC GOTOハンドコントローラー V3

OnStep SHC GOTOハンドコントローラー V3。ClearSky赤道儀への付属および単体販売予定については本文をご確認ください。

TRITON GOTOのソフトウェア本体はTRITONが開発しています。当店は、アプリの日本語UI、日本語版Webサイト、操作ガイドの翻訳・編集を担当しています。

ONSTEP/ONSTEP Xを使用する際に、アプリ上の表示だけでなく、接続方法や各設定の意味、操作手順まで日本語で確認できる環境を整備しています。