
2026年の「星の村天文台☆星まつり」に、天文ショップグラビティとして出展しました。
会場は星の村天文台のまわりにテントが並ぶ屋外会場で、山あいの風景と天文台の建物がすぐ近くに見える場所でした。天気はすっきりとはいきませんでしたが、昼間から多くの方が各ブースを回り、望遠鏡や関連機材を実際に見ながら話をされていました。

オンラインの商品ページでは、どうしても大きさや質感、架台に載せたときの印象までは伝わりにくい部分があります。今回は実機を前に、そうした細かいところをその場で見ていただけたのが良かったと思います。
グラビティのブースで展示したもの
当店ブースでは、ToupTek D60、SkyRover 86MA、SkyRover 130 GPS、撮影用ニュートン反射鏡筒「OCAL H-2 アストログラフ」などを展示しました。
ToupTek D60 については、カメラ単体の仕様だけでなく、実際に鏡筒や周辺機材と組み合わせたときのサイズ感や接続まわりを確認される方がいらっしゃいました。撮影用カメラは、数値だけでは運用時の取り回しが想像しにくい部分もあるため、現物を見ながら話せたのは良かったと思います。
来場された方からは、鏡筒のサイズ感、接眼部まわり、撮影時の構成、周辺アクセサリーとの組み合わせについて、具体的な質問をいただきました。普段メールや商品ページで説明している内容も、現物を見ながらだと話が早く進むことがあります。

SkyRover 86MA と 130 GPS
SkyRover の鏡筒シリーズは、実際の質感やサイズを確認したいという方が多く、86MA と 130 GPS についても何度か質問をいただきました。86MA は比較的扱いやすいサイズのアポクロマート鏡筒として、色収差を抑えた見え方と持ち出しやすさのバランスを見られていた印象です。
一方の 130 GPS は、有効径130mm、焦点距離910mm、F/7 の3枚玉アポクロマート鏡筒です。スーパーEDガラスを含む光学系で、眼視でも撮影でも色収差を抑えた像を重視するモデルとして、口径の余裕と本格的な撮影システムへの組み込みを考える方から関心を持っていただきました。
天候はあまり良くありませんでしたが、会場では SkyRover 130 GPS を遠方の山上にある鉄塔へ向け、見え方を確認していただく場面もありました。実際にのぞかれた方からは、像が非常にシャープで、色収差も見えないという感想をいただきました。

OCAL H-2 アストログラフ
OCAL H-2 アストログラフについては、明るいニュートン反射鏡筒としての構成に加え、H-2 独自の斜鏡セル構造や露よけ制御システムにも関心が集まりました。F値の明るい撮影鏡筒では、光学性能だけでなく、斜鏡まわりの保持構造や結露対策、光軸調整のしやすさも実際の運用に関わってきます。
実際の撮影システムに組み込む場合、鏡筒単体のスペックだけでなく、光軸調整、接眼部まわり、カメラ側の構成まで含めて考える必要があります。そうした部分は文章だけでは伝えにくいので、現物を見ながら話せたことは、こちらにとっても参考になりました。


注: OCAL H-2 の斜鏡構造写真は現地撮影ではなく、構造説明用の参考写真として掲載しています。
未発売の接眼部やピラーも
そのほか、当店が協力して製作している接眼部や、ClearSky ピラーにも関心を寄せていただきました。
接眼部は、単にピントを合わせるための部品というだけでなく、カメラや補正レンズを支える部分でもあります。今回見ていただいた接眼部は軸受構造を採用しており、回転させたときの手触りが非常に滑らかでした。こうした操作感は文章では伝えにくく、現物を触っていただく意味が大きい部分です。

ClearSky ピラーについては、設置時の安定性に加え、電源ハブの管理システムを組み込んでいる点も話題になりました。赤道儀、カメラ、ヒーターなど、撮影時には電源を必要とする機材が増えやすいため、ピラー側で配線と給電を整理できることは、実際の運用では分かりやすい利点になります。
鏡筒やカメラのように目立つ機材だけでなく、実際の観測・撮影環境を支える部品にも質問が集まったことは、今回の展示で印象に残った点です。機材を組むときには、こうした周辺部品の使いやすさが後から効いてくることも多いと感じています。
現地で話して分かったこと
星まつりの会場では、商品を見ていただくだけでなく、普段どのような環境で使っているのか、どこで迷っているのか、といった話も聞くことができました。
今回いただいた質問や反応は、今後の商品説明やサポートにも反映していきたいと思います。スペックだけでなく、接続例、設置時の注意点、初心者の方が迷いやすい部分も、少しずつ整理していきます。
ご来場いただいた皆さま、現地でお声がけいただいた皆さま、ありがとうございました。